オフグリッド太陽電池システムを作ってみました。
中国メーカーが頑張ってるおかげで太陽電池の相場が結構安くなってるので165Wの太陽電池を6枚ほどソーラーオフで購入しオフグリッドシステムを作ってみました。
まず、パネルの選定がなかなか大変でした。電圧が30V以上だと電気工事士の資格が必要なのですが、コロナの影響で電気工事士の試験が中止になり資格が取れませんでした。太陽電池には開放電圧30.5V、最大電圧25Vと言うように2つの電圧がありどちらの電圧を30V未満にするか迷いました。
よくわからないので経産省に問い合わせたら、製造メーカーに聞いて下さいと言われる。
多分、経産省も良く分かってない。
それで上記の太陽電池(開放電圧30.2V、最大電圧24.2V)を電気工事士の資格無しで使って良いのかとメーカーに直接問い合わせたら資格が必要と言われました。
その為、しょうがなく開放電圧30V未満のパネルを購入しました。
配線は下の写真のようにディープサイクルバッテリー2つ直列の24Vシステムで組みました。(配線がめちゃくちゃで見難くて申し訳ないです。)
購入した太陽電池の最大電圧が21V程度でそのままチャージコントローラーに付けると9V近く損失が出るが、損失の出ないMPPT式のチャージコントローラーは高いのでアマゾンで昇圧モジュールを4000円程で購入し28.8Vまで昇圧してからチャージコントローラーに繋げてる。10V以上出せれば昇圧が出来るので曇りでもそこそこ発電する。ただ、この昇圧モジュールの注意書きにチャージコントローラーに繋がないで下さいと書いてあったが、知らずに購入してしまったのでもう後には引けず恐る恐る繋いでみた。結果的にうまく動いてくれて良かった。
また、太陽電池を昇圧モジュールに並列でつないでいるのですが、この時に逆流防止ダイオードを各パネルに付けています。
費用の概算は下にまとめて置きます。
太陽電池(サンテック165W) 9500円×6枚
蓄電池(Acdelco M31MF) 13200円×2個
昇圧モジュール 4000円×2個
チャージコントローラー 2000円
中華インバーター(1500W24V) 10000円
計103400円
あと手作り架台の費用と配線とかの費用でプラス1~2万円位。
出来るだけ安く収めたつもりだが電気工事士の資格無しオフグリッドだとどうしても費用がかさむ。電気工事士の資格があれば40V近い300Wのパネルを扱えるのでもっと安く出来るだろうがそこまで来たらオフグリッドでなく売電したほうが良いだろうと思う。
あとインバーターがとてもうるさいので広い敷地に外置きした方が良いと思われます。狭い庭だと近所から苦情が来るレベル。うちは庭が結構広い田舎なので近所の問題は無いのですがとにかくうるさいです。350Wのインバーターなら若干音を抑えれるがそれでも結構うるさいです。
とりあえず、消費電力の高いエアコン、食器洗い機、洗濯機に繋いでも無事動きます。
土地がまだ余ってるので今度は電気工事士の資格を取ったら20KW(今回の20倍)のシステムを作って売電にチャレンジしてみようと思う。